Vermillion それを格好悪いとは思わない
かっこう
真っすぐ過ぎる君だから
まっすぐすぎ
自分の椅子が見えないと
冬の枝のようにぽっきり折れるようで心配なんだ
えだ おれる
あの日丸めたままの紙切れを押し付けて走ってった
まる かみき おしつけて はし
―僕を覚えていて―
指で文字をなぞっては 大声で泣いた夕映え
もじ おおごえで ないだ ゆうばえ
Vermillion 僕らは生きることにしがみついたけれど
Vermillion それを格好悪いとは思わない
知らぬ間につくってた
ま
かすり傷から溢れる
きづ あふ
その朱く愛しいもの
あか いとしい
手を触れずに見つめていたよ
窓の外の気配に君の名を呼びながらしゃがみ込んだ
そと けはい
僕はこの世界の全てを知ってはいけない
たとえ君をなくしても
Vermillion 僕らの中に静かに流れてるものは
Vermillion あの空より朱く激しいものだよ
はげ
朱く激しいものだよ
無性に喉が乾くのは僕に生まれ始めた
むしょうに のど かわく
生きたいという叫びたいほどの真実
さけび
Vermillion 僕らは生きることにしがみついたけれど
Vermillion それを格好悪いとは思わない
Vermillion 僕らの中に静かに流れてるものは
Vermillion あの空より朱く激しいものだよ
朱く激しいものだよ