作詞/作曲:江畑兵衛
アーティスト:TRIPLANE
今さっき急(きゅう)に降り出(だ)した
雨(あめ)の中(なか)
僕は傘(かさ)もささずに
佇(たたず)んでる
雨(あめ)に打(う)たれて湿(しめる)った
アスファルトが
生(なま)温(ぬる)い臭(しゅう)いを放(はな)って
また僕を惑(まど)わせるよ
陰(かげ)りの見えた才能(さいのう)に
脅(おび)えた僕は
全(すべ)て君のせいにして
遠ざけた
繰(く)り返(かえ)しずっと聴(き)いている
メロディーの中の
僕が自分(じぶん)自身(じしん)を嘲(あざ)笑う
君がくれた 優(やさ)しい笑顔(えがお)が
いつだって僕を気付(つ)かせる
空を見れば 虹(にじ)が架(か)かっているから
君にだけ伝(つた)えたい
ありがとう
仕事(しごと)がうまく行かなくて
自棄(やけ)になる
僕を誰も癒(いや)しては
くれないから
何故(なぜ)ダメかって考(かんが)えない
まま逃(に)げようとするけど
今逃げたんじゃこの先(さき)
生(い)きて行く意味(いみ)も分(わ)からない
君がいつか 打(う)ち明(あ)けてくれた
痛みも今やっと頷(うなず)けるよ
いつの間にか 忘れた笑顔(えがお)も
君に会(あ)えば思い出せる
そんな気がする
交差点(こうさてん)で信号(しんごう)待(ま)ちをしている
年老(としお)いた夫婦(ふうふ)を見る
仲睦(なかむつ)まじく手(て)を繋(つな)いでいる
僕の心が一(ひと)つに固(かた)まる
君に宛(あ)てた 想いが届くなら
何遍(なんべん)だって僕は繰り返(かえ)す
いつの間にか 流(なが)れていた涙(なみだ)
君にだけは見せられる
僕がいつか 唄(うた)えなくなっても
君だけは守(まも)りたい
だから今この歌(うた)を 君にあげるよ